
ほくろは癌の一種なのでしょうか。あるいは、ほくろは癌の原因になるものなのでしょうか。ここでは、ほくろと癌の関係性について考えてみましょう。
まず、ほくろは癌ではありません。人間の体には誰にでも最低10個くらいのほくろがあると言われています。もし、ほくろが癌だとしたら大変なことになります。ほくろが、メラノサイトという色素の集まりであるのに対して、癌は、メラノサイトが悪性腫瘍化したもののことをいいます。
では、ほくろが癌に変化することはないのでしょうか。これに大しては、現在の医学の世界では、ほくろが「癌」に変化するということはないというのが共通の見解のようです。癌ははじめから「癌」という説と、皮膚の一部が「癌」化するものだという考え方がありますが、いずれにしても、一般に言うように、ほくろが簡単に癌に変化するものではなさそうです。
しかし、ほくろに癌ができることはあるようです。皮膚にできる癌をまとめて「皮膚がん」と呼びます。ほくろにできる癌は「メラノーマ」や「悪性黒色腫」といって、皮膚がんの一種です。
このうち、「悪性黒色腫」は皮膚がんの種類の中でも最も悪性が強いものとして恐れられており、成長が早く、それに伴い転移も早いのが特徴です。皮膚がんにも、紫外線による良くない影響が指摘されており、高齢者に症状が多いのは、人生で浴びた紫外線が蓄積していることが関係しているということなのかもしれません。
皮膚がんを発症させないためにも、紫外線には気をつけたいところですね。